翻訳ソフトには期待しない・・・(^_^;)
過日の朝日新聞(2020年2月26日付大阪本社版夕刊)に、安岡孝一氏による解説「漢文を読むプログラム その実力は」が掲載されていました。開発中の古典中国語(漢文)の構文解析をするソフトウェアで、(センター試験で出題された漢文の)白文を読ませたところ、“約6割の精度で文法構造...
「忖度する主体性」と批判的精神
大学入試改革に関連する議論の中で、「忖度する主体性」を育てかねない学力観についての意見(2020年2月1日付 朝日新聞大阪本社版「多事奏論」 山脇岳志 編集委員の記事)が目に付きました。「学力」の三つの要素とされる①知識・技能②思考力・判断力・表現力③主体性を持って多様な人...
現代を考えるための古代史研究
今年は、東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されるということで、海外からの多くの入国客が見込まれています。日本の現状や文化および歴史を知ってもらう良い機会で、各自治体の観光関連部署に限らず、学界レベル・市民レベルでも、多様な催しが企画されているようです。...
“二千年続く単一民族王朝”?!
麻生太郎副総理が、「二千年の長きにわたって一つの民族、一つの王朝が続いている国は日本しかない」旨の発言を公の場で行ない、その認識の誤りを指摘されて「おわび」した経緯が、NEWSで報じられていました。(朝日新聞大阪本社版2020年1月14日~15日など)...
年始から物騒な世界情勢に;;
2020年(令和2年)庚子、明けましておめでとうございます。 会社の方はトモカク、私的には、二日に孫二人も含めて家族全員で綱敷天満宮へ初詣参拝をしてきました。元気良過ぎる孫達との正月休みは、楽しくもあり忙しくもあり、体調を崩した所為もあり、静かに今年の計画を熟考する時間が持...
古代史研究の停滞と発展
一昨日の新聞(2019年12月26日付朝日新聞大阪本社版 朝刊)で、「吉備真備の筆跡か 中国に墓誌」というNEWSが報じられました。734年死去の鴻臚寺の中級官僚だった李訓の墓誌に「日本国朝臣備書」と書かれていたという一報で、墓誌の出土状況や詳細な内容を知りたくなりました。...
戸籍が語る古代の家族
小さな文字が見えにくくなった、まとまった時間を取る余裕がない、といった悪条件が重なり、更に嚢中が乏しい所為もあり、最近は新刊書を購入する機会がメッキリ少なくなりました。したがって、新刊書の書評を読むことも格段に減りました。以前は熱心に読んでいた書評紙/誌の入手は自然としなく...