新型コロナの緊急事態下で…

立春を迎えても、新型コロナ禍の状況で、「緊急事態宣言」も１か月延長の措置が決まり、もう暫く感染対策と「活動自粛」が必要となりました。かなりの長期戦を覚悟してはいましたが、政府の「Go to キャンペーン」等の諸愚策の影響もあり、心配が現実になってしまいました。

この間、感染拡大への対処活動の中で、幾つかの日本の脆弱さが明らかになってきましたが、その中でも、初等・中等教育でのIT対応化の遅れ、高等教育および科学技術分野の予想をはるかに超える「地盤沈下」の現実が顕著に露呈したことには驚きました。

過去の「成功体験」に浮かれて適切な強化措置を怠っていた間に、世界の先進国の（どころか新進国にさえも）後塵を拝する有様になっていたことを、思い知らされた感じです。「科学技術立国」の看板はどこかに吹っ飛んでしまったようです。未来への投資や若い人達が暮らし易い社会へ政策を転換することを遅れ馳せながら着実に開始しないと、本当に日本は「二流国」になってしまう恐れがありますね。

子孫のためにシニアでも出来ることがまだまだあると思いますので、弊社も、超微力ながら、少しでも明るい日本の近未来に向けて鋭意活動を続けようと思います。(S.T.)　【2021年2月3日】